1.調査目的
全国貨物純流動調査は、全国の貨物流動の実態 を荷主側から捉え、総合的な輸送施設整備計画等 の策定に資する統計データを蓄積することを目的 として昭和45年度に第1回調査を実施して以来、
5年ごとに調査を実施している。
平成12年度には、第7回調査の初年度として、
実態調査を行った。平成13年度は、これらのデー タを用いて、解析作業を行うとともに、過去の調 査結果との比較を行うことにより、近年の貨物輸 送の実態に関する分析を行った。
図1 産業別年間出荷量
図2 品類別年間出荷量
3−2 代表交通機関別にみた流動量
代表交通機関別の年間出荷量をみると、営業 用トラック52%、自家用トラックの30%となっ ており、全体出荷量の82%が代表交通機関とし てトラックを利用している。一方、輸送距離帯 別にみると輸送距離が長距離化するほど海運の シェアが高まる傾向にある。
図3 年間出荷量の代表機関別シェアの推移
3−3 出荷一件あたりの貨物量(流動ロット)
3日間調査の流動量は、重量2,769万トン、件 数1,596万件となっている。流動ロットは、1.73 トンとなっており、過去からの推移をみると減 少傾向にあり、貨物の小口化が進んでいること がうかがえる。また、流動ロットの構成を件数 ベースでみると、0.1トン以下の貨物が64%を占 めている。過去からの推移をみると、0.1トン以 下の貨物の占める割合が拡大しており、これが、
流動ロットの減少に結びつく結果となっている。
図5 流動ロットの推移
(3日間調査 単位:トン/件)
212百万(6.9%) 498百万
(16.2%) 1,857百万
(60.6%) 497百万
(16.2%)
246百万 (6.8%) 574百万
(15.9%) 2,141百万
(59.3%) 649百万 (18.0%)
265百万 (7.4%) 611百万
(17.2%) 2,114百万
(59.5%) 566百万
(15.9%)
262百万 (7.9%) 556百万
(16.9%) 2,019百万
(61.2%) 464百万
(14.0%) 鉱 業
製造業
卸売業
倉庫業
90年調査 95年調査 2000年調査 85年調査
36億1千万 35億6千万
33億 30億6千万
115百万(3.7%)93百万(3.0 %) 247百万
(8.1%) 1,108百万
(36.2%) 475百万
(15.5%) 775百万
(25.3%) 96百万(3.1%) 155百万(5.1%)
112百万 (3.1%) 128百万 (3.6%) 314百万
(8.7%) 1,263百万
(35.0%) 582百万
(16.1%) 951百万
(26.3%) 97百万 (2.7%) 163百万 (4.5%)
159百万 (4.5%) 116百万 (3.3%) 292百万
(8.2%) 1,375百万
(38.7%) 528百万
(14.8%) 865百万
(24.3%) 64百万 (1.8%) 158百万 (4.4%)
125百万 (3.8%) 110百万 (3.3%) 288百万
(8.7%) 1,237百万
(37.5%) 514百万
(15.6%) 822百万
(24.9%) 43百万 (1.3%) 163百万 (4.9%)
鉱産品
化学工業品
軽工業品 農水産品
金属機械工業品
雑工業品 特殊品 林産品
36億1千万
35億6千万
30億6千万
33億
90年調査 95年調査 2000年調査 85年調査
鉄道 自家用トラック 営業用トラック 海運
航空・
その他
30.1%
32.0%
34.5%
33.4%
51.6%
48.2%
47.5%
46.5%
13.0%
13.6%
13.0%
13.7%
1.2%
1.7%
1.8%
2.1%
4.2%
4.6%
3.3%
4.3%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
2000年調査 3,302百万トン 95年調査 3,556百万トン 90年調査 3,610百万トン 85年調査 3,063百万トン
図4 輸送距離帯別にみた代表輸送機関別シェア
( 3日間調査:重量ベース )
*航空・その他の「その他」とは、パイプライン、ベルトコンベア、自動車・船舶の自走等を指します。
40.8
30.7 49.5
58.8 68.3%
49.1%
61.8%
45.3 37.3%
18.7%
4.3%
6.9%
2.7%
0.3%1.4%
11.6%
1.0%
0.9%
0.5%
4.9%
0.3%
0.1%
0.1%
0.1%
4.9%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
1,001 以上 501 〜1,000 301 〜 500 101 〜 300 1 〜 100
鉄道 自家用トラック 営業用トラック 海運
航空・
その他
図4 輸送距離帯別にみた代表輸送機関別シェア
1.73 2.43 2.13
2.63
0.0 2.0 4.0
85年 90年 95年 2000年 ( /件)
3−4 物流の原単位(製造業)
物流の原単位は、一定の売上(出荷額等)、労 働力などに対して発生する貨物量の基準とな る。製造業の出荷額1万円あたり出荷量は69kg であり、過去からの推移をみると、出荷原単位 は減少傾向にあり、貨物の高付加価値化が進ん でいるといえる。また、製造業の従業者1人あ たり年間出荷量は215トン、1事業所あたり年 間出荷量は5,846トンで、いずれも出荷原単位は 増加傾向にある。
図6 製造出荷原単位
4.おわりに
本調査結果は、貨物流動について全国ベースで 捉えており、5年ごとの時系列比較も可能である ことから、全国各地域における港湾計画・道路計 画といった物流に関する施設計画等の施策立案に かかる基礎資料として有効である。本調査で得ら れたデータが多方面に広く活用されることが望ま
れる。
報告書名:「第7回全国貨物純流動調査」
(資料番号130046)
本 編 A4判 234頁 巻 末 集 計 表 A4判 170頁 付 属 資 料 A4判 28頁 付属CD-ROM A4判 1枚
報告書目次:
第1部 調査の概要
1−1 調査の目的と意義 1−2 実態調査
第2部 標本抽出と母集団推計 2−1 標本抽出の方法 2−2 調査票の回収結果 2−3 母集団推計 第3部 調査結果の分析
3−1 「年間調査」の結果概要 3−2 「3日間調査」の結果概要 3−3 個別分析の結果
集計表
1.年間出入荷・出入荷量原単位(年間調査)
2.産業業種・品類品目・代表輸送機関(3日間調 査)
3.都道府県間流動(3日間調査)
4.地域・産業間流動(3日間調査)
5.時系列比較(年間調査・3日間調査)
付属資料 1 調査票
2 産業・品目分類表
3 都道府県別・産業別・調査方法別調査票回収結 果
4 母集団推計に用いた推計区分 5 物流ターミナル配置状況図 6 集計表一覧
付属CD−ROMの構成:
第1部 調査の概要
1−1 調査の目的と意義
○単位出荷額当たり出荷量
65 70 75 80 85
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (Kg/万円)
○従業員1人当たり出荷量
100 130 160 190 220 250
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (トン)
○1事業所当たり出荷量
3,000 4,000 5,000 6,000 7,000
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (トン)
○単位出荷額当たり出荷量
65 70 75 80 85
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (Kg/万円)
○従業員1人当たり出荷量
100 130 160 190 220 250
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (トン)
○単位出荷額当たり出荷量
65 70 75 80 85
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (Kg/万円)
○従業員1人当たり出荷量
100 130 160 190 220 250
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (トン)
○1事業所当たり出荷量
3,000 4,000 5,000 6,000 7,000
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (トン)
○1事業所当たり出荷量
3,000 4,000 5,000 6,000 7,000
85年 調査
90年 調査
95年 調査
2000年 調査 (トン)
1−2 実態調査
第2部 標本抽出と母集団推計 2−1 標本抽出の方法 2−2 調査票の回収結果 2−3 母集団推計 第3部 調査結果の分析
3−1 「年間調査」の結果概要 3−2 「3日間調査」の結果概要 3−3 個別分析の結果
集計表
(Ⅰ)調査報告書
(Ⅱ)全国編
(Ⅲ)都道府県編
(Ⅳ)都道府県間流動編
(その1)品目別流動量
(Ⅴ)都道府県間流動編
(その2)代表輸送機関別流動量
(Ⅵ)都道府県間流動編
付属資料
【担当者名:小林良邦、深作和久】
【本調査研究は、日本財団の助成金を受けて実施し
運輸政策研究機構
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-18-19虎ノ門マリンビル TEL:03-5470-8405 FAX:03-5470-8401
財団 法人
1.調査の目的
大都市交通センサスは、首都圏、中京圏、近畿 圏の三大都市圏において、鉄道、バス等の大量公 共輸送機関の利用実態を調査し、各都市圏におけ る旅客流動量や鉄道、バス等の利用状況(利用経 路、乗り換え関係、端末交通手段、利用の時間帯 分布等)を把握するとともに、人口の分布と輸送 量との関係、輸送需要構造等の分析を行い、三大 都市圏における公共交通政策の検討に資する基礎 資料を提供することを目的に実施するものであ る。